常念山脈(長野) 常念岳(2857m) 2020年8月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:29 駐車箇所−−1:36 林道終点−−1:46 山ノ神−−1:56 古池−−2:20 大滝−−2:57 笠原沢−−3:39 最終水場−−4:10 常念乗越−−5:00 常念岳 7:35−−7:59 常念乗越−−9:15 最終水場−−8:39 笠原沢−−8:59 大滝−−9:13 古池−−9:18 山ノ神−−9:23 水浴び 9:2707−−9:31 林道終点−−9:37 駐車箇所

場所長野県安曇野市/松本市
年月日2020年8月22日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場「公式駐車場」より先にも林道沿いに駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば文句なしの大展望
GPSトラックログ
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コメント週末の予報はイマイチだが早朝は意外と期待できそうな状況だったので常念岳へ。予報より天気が良く夜中は満天の星空、朝は晴れてほぼ無風、気温は高めで恵まれた環境だった。通常の週末よりずっと登山者が少なく駐車していた車は20台に満たなかった




いつもの駐車余地はまだ空きあり 林道終点
常念乗越 最長の4秒露光で星空を撮影。明るい星がかろうじて写っている
午前4時半過ぎにどうにかライト無しで歩ける明るさに 東の空は雲がかかっている
無人の山頂が見えた 常念岳山頂。今回も一番乗り
気温は約+8℃。風は弱い 5時13分に雲から太陽が出た
日の出直後の蝶ヶ岳。デジカメだと人の姿まで確認できる 日の出直後の穂高〜槍ヶ岳
日の出直後の槍ヶ岳山頂。6人いる 日の出直後の妙高山、火打山。この2山しか雲海から出ていなかった
大キレットの向こう側に白山 大天井岳と大天荘
硫黄岳と鷲羽岳 目いっぱいズームで水晶小屋
北穂高小屋 燕岳と燕山荘
南は霞んで中央アルプスまでしか見えなかった 後立山。写真では白馬岳まではっきりと確認できた
常念岳山頂から見た南〜西〜北〜北東の展望(クリックで拡大)
裏銀座方面
立山、剱岳
後立山
頚城山塊。日が高くなってから雲海が下がって雨飾山まで見えるようになった
下山時の常念岳山頂 前常念岳
常念乗越へと下り始める 常念小屋。まだ朝なのでテントは少ない
今回はトウヤクリンドウが目立った。すっかり秋の花に 僅かに残ったイワツメクサ
今年復活した三股方面巻道の入口 間もなく常念乗越
ミヤマママコナ ミヤマコゴメグサ
常念乗越から見た横通岳 常念乗越から見た常念岳方面
常念乗越 ミヤマアキノキリンソウ。乗越付近はしおれかけている
ヤマハハコ ニガナ
ヤマリンドウ カニコウモリ
オンタデの実らしい 最終水場
白い花はシシウド オオバミゾホオズキ
ミヤマカラマツ。おそらく唯一の咲き残り オトギリソウ
シモツケもほぼ終わり トリカブトは今が盛り
ハクサンオミナエシもほぼおしまい ソバナ
センジュガンビもほぼおしまい 一ノ沢を見下ろす
たぶんオタカラコウ。メタカラコウとの区別が私にはつかない キオン
ゴマナ 山ノ神
山ノ神の少し下の支流で水浴び ツリフネソウ
林道終点
駐車余地。4台の満杯になっていたが全体としてはかなり少なかった


・お盆休み明けの週末。天気予報では長野県は2日とも良くない。でもよく見ると大気の状態が不安定で主にお昼過ぎから雷雨の予報で、午前中は大きな崩れは無いようだ。早朝はそれなりに展望が期待できそうなので常念岳に出かけることにした。

・金曜夜の一ノ沢駐車場の入りは少ない。まあ、まだ金曜なので当然か。いつも使う最後の駐車余地は車が入っておらず、端に寄せて駐車。これで4台が駐車可能になる。夜中に1台入ったようだが、前日は遅くまで残業して睡眠不足だったこともあって爆睡状態で気付かなかった。

・睡眠時間の関係上、今回は日の出の時刻より少し後に山頂に到着するよう出発。睡眠時間は約4時間。夜中1時に起床すると曇りの予報とは違って満天の星空。このまま好天が続けばいいが。

・私が駐車した余地より先には車は皆無。林道終点の常念小屋予約状況表はずっと変わっていないまま。張り出したことを忘れているのではなかろうか?

・気温はやや低めで快適。沢沿いでも少し風があり稜線上の風の状態が心配になる。予報では風は弱いことになっていたが、谷筋で風を感じるということは上では強いはず。風は谷を吹き降りる方向=西風だった。

・途中で扇を使おうとしたらウェストポーチに扇が無い! 出発時に忘れたかどこかで落としたか。結果的には出発時に落として車のドア直下にあった。

・駐車中の車が少ないだけあって前にも後ろにも登山者の光は皆無。下界は雲海が出ているようで市街地の光は見えなかったが、相変わらず頭上は満天の星空。真夜中過ぎで星座は既に秋から冬の星座に変わっていた。

・最終水場で100ccほど水補給。結果的には今回もほとんど使わなかった。水場の水量は以前より減っていた。登山道を流れる水の量も減っていて、今年の長雨の影響がやっと弱まってきたようだ。

・常念乗越向けて登って行くが乗越から常念岳への登山道に光は無し。まだ日の出まで1時間近くあるが、東の空は僅かに赤く染まっていた。残念ながら東の空には雲が多く、今日は地平線から登る日の出ではなく雲海から登る日の出になりそうだ。ということは日の出の時刻が遅れるので、もしかしたら日の出に間に合うかも。

・常念乗越に到着。心配とは裏腹に風はほぼ無風。満天の星空で天候は文句なし。槍穂の稜線もすっきりと晴れていて、北穂高小屋と槍ヶ岳山荘の光がはっきりと見えていた。常念岳を目指す先行者の光は1つだけ。この時刻だと日の出に毎合いそうだ。通常の私のペースだと登山口から常念乗越まで約3時間だが、今回は2時間半程度しかかかっていない。お盆休み中は2日に1回のペースで北ア日帰りを繰り返していたので、そのトレーニング効果が出たようだ。

・常念乗越では今のデジカメで初めて星空撮影に挑戦。安いデジカメなので高級な機能は無く、シャッター速度優先の設定で可能なのは4秒まで。露光時間4秒では明るい星以外は写らないだろう。4秒では手振れ必至なので、デジカメを地面に置いてタイマー撮影。帰宅後に画像を確認したらいくつか星が写っていたが数個のみ。やはり露光時間が4秒は無謀だったが、今のデジカメではこれ以上は不可能。

・常念岳への登りも快調。先行者はかなりのスローペースであっという間に追いついて追い越した。それほど大きなザックではなかったのだが。その先には光は皆無で、さらに後続の登山者の光は私が半分以上登ってから乗越を出発していた。

・周囲が薄明るくなってLEDライト不要でどうにか歩ける明るさになったのは4時半くらい。真夏なら日の出の時刻だが、今の時期の日の出までには30分以上ある。東の空の雲海は背が高く、志賀高原の山々も全く見えないほどなので奥日光の山も雲海の下。日の出は遅くなりそうだ。

・三股への分岐を通過して最後の登りで無人の常念岳山頂に到着。上空には雲は無く風も弱くて天候は申し分ないが、南の空気の透明度がイマイチで南八ヶ岳、富士山、南アルプスが微かに判別できる程度。写真撮影しても姿は写らないだろう。それ以前に安物デジカメではピントが合わないだろう。中央アルプスは見えていた。

・木曾御嶽、乗鞍岳、穂高〜槍ヶ岳、裏銀座方面、立山剱、後立山は雲がかからずすっきり見えている。頸城山塊は妙高山と火打山のみ雲海から頭を出している。大キレットの向こうには白山がくっきり。南は残念だが北アルプスに関しては文句なしの展望。

・デジカメのズームで最大にすると槍の穂先には6人の姿あり。大天井岳の山頂には2名。蝶ヶ岳はテント場やヒュッテから山頂に向かう人の姿が明瞭に映っていた。

・今日は今シーズンの中では山頂を訪れる登山者数が最も多く合計で3,40人程度か。相変わらず大集団は皆無で多くて数人パーティー。通常の週末に見られる山頂の祠前での記念撮影の待ち行列は生じなかった。

・2時間半ほどの山頂滞在で下山開始。今は天気はいいが、予報では大気の状態が不安定でお昼くらいから雷雨とのこと。昨日も雷雨が酷かったらしい。そのうちに下界の雲海の雲がガスとなって上がってきて展望が効かなくなるだろう。

・常念乗越へ下る途中にもすれ違う登山者が何人もいた。登りは暗くて高山植物が見えなかったが、鞍部付近まではトウヤクリンドウだけが目立ち、他はほぼおしまい。鞍部付近はミヤマママコナやミヤマコゴメグサ。ミヤマアキノキリンソウが一番多かった。山の花はもう秋のシーズンだ。

・最終水場では山頂で見た下りの親子のみ。いつもなら休憩する登りの登山者で賑わっているのだが。その後もすれ違う登山者数は通常の週末より少なかった。

・山ノ神を通過した先の支流で水浴び。お盆を過ぎても日が高くなるとまだ暑い。まあ、今年が異常なのかもしれないが。あの梅雨の涼しかった時期が嘘のような全国的な暑さだ。

・柏原新道の登山指導所は閉じていたが、一ノ沢はまだ人が入っていた。でもそれも8月いっぱいかな。前回同様、今日も林道でトレランナーに追い越された。

・駐車余地に戻ると車は満杯の4台に増えていたが、通常はこの間の路側にも駐車しているのが皆無。もっと下の駐車余地にも車はほとんどなく「公式駐車場」にも空きが目立った。DJF氏曰く「連休の翌週は人が少ない」とずいぶん前に言っていたが、その通りだった。車の数は通常の週末の1/4程度ではないかと思う。

 

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